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世界同時株安を受けて① 株より為替が怖い

インデックス投資家界隈一の初心者、モニベルです。今年の6月から投資、ツイッター、ブログを同時に始めました。ブログはベタうちで何となくつらつら書いており、いつまで続くかわからないため、まだリンクも貼っておりません。すみません(もう少し続いたら・・と考えてます)。

 

さて。投資初心者と書きましたが、実は10数年前に投資信託を買った事があります。どんどん目減りしていく資産に耐えきれなくなり、120万の損切りをしました。また、投資経験は貧弱ですが、為替については長い付き合いがあります。海外で働いていたこともあり、一時は資産の95%を米ドルで持っていました。帰国後更なる円高の煽りを受け、瞬間風速的には為替による、数百万円の含み損を抱えていました。そして今は帳簿上は為替差益を得、一部を円転しました。要点を書くと、

1)大昔、投資信託を売って120万円の損を出した=手元の円貨が減った。

2)超円高時代は円転せず円貨での損失は出さなかった。

3)円安になり、円転した分の円貨は増加した。

(注)NPV考慮なし。円給与→ドル転で受取。長年ドル凍結後、一部円転。

以上の経験と、今回の世界同時株安で思った事を記しておきます。

 

まず、1)について。当時は売ったから損が確定しました。先週の世界同時株安で資産は軒並み目減りしましたが、減ったのは帳簿上の瞬間風速値であり、売っていないのでキャッシュは変わらず。かつ、下げ幅はリスク許容額の5分の一。一時的な下げは有っても長期で見れば世界経済は成長を続けると思っている、かつ、投資期間を15-20年程?見込んでいるのでこのままバイ&ホールド。

 

2)について。これは本当に怖かった。このままずっと円高なわけがないだろうけど、1ドル100円の時代は果たしていつになるのだろうかと思ってましたから。しかも95%米ドル。いくら日米DUALライフを考えていると言ってもメインは日本なわけで、将来大丈夫だろうか?と。で、ひたすら、海外のネットバンクでドルを増やす事だけやってました。そう言えば、世界同時株安では為替も円高になり、円換算額の下落率に拍車をかけていました。

(注)95%米ドルだったのは、米国銀行の利率を狙いドル転して送金したという事情もあります。その後ドルで稼いでさらに増やしました。

 

3)について。一部は円転したので、手元の円貨(cash)は増えましたが、まだ半分はドルです。全て円転すれば大幅プラスですが、円転していないので実感がありません。株の下落後、一時ドルが116円まで下がりました。思わず買おうかと血迷ったほど。

 

という回想&感想をふまえて、改めて思ったこと。

・退職後はキャッシュ(またはキャッシュ相当)が非常に重要。

・株リスクより為替リスクのほうがこわい。

・原則、VTは入り口も出口もドルのまま。ボラはドルで把握する。将来の方向性が変わったら円転も考えるが、大幅円高の場合は手をつけない(そのために無リスク円貨資産は十分に確保する)。

・自分の中で円高円安の基準を持っておく。

・ドルと円の管理をしっかりやっていく。

・将来必要なドルと円を再考する。

 

ということで、株の下落時に、ほとんど為替の事ばかり考えていました。。。②に続きます。

(続く②では、株安時にちょっと実践したことを書きます。)