人生もお金も海外分散する話

日常生活、海外生活、資産運用など思いつくまま語るブログ

外貨預金について

海外生活をしていた頃、銀行に溜まってきた米ドルをどうすべきか悩んでいました。コンサバな自分に、ある人が勧めてくれたのが、VanguardとFidelityへの投資です。しかし、金融の知識もない自分が、一から英語で全部やるには敷居が高すぎたので、メリルリンチのFund manager を紹介してもらうことにしました。そこで口座を作ろうとしたのですが、どうもビザホルダーの外国人のケースにうまく対応出来なかったらしく、結局開けずに終わりました。その後帰国することになり、さぁどうしよう、と。アメリカの銀行なら、FDICによって一行$250,000までの預金保護があるけれど、日本の銀行に外貨保護はない(証券会社の信託保全は知らなかった)。悩んだ挙げ句、アメリカの口座はそのままにすることに。少しでも利率のいいCD(定期預金のようなもの)に入れて、日本に戻ってきました。

その後ますます円高になって、長い間ドルの塩漬け状態が続きました。よく、インデックス投資家さんたちが、バイ&ホールド、下げ相場でもメンタルは強く持つ、とおっしゃいますが、まさしくその心境です。含み損について考えたら気が狂うので、口座残高を見る事すらせず、ひたすら耐えました。株ならば、下げがあっても長期的に見れば世界経済は成長していく、でも為替はどうなのか。円高が未来永劫続くとは思ってなかったですが、資産のほとんどが米ドル、しかも超円高、という状況は、精神的に相当しんどかったです。

現在は含み益に転じましたが、エクセルの数値を見ても、これはまやかしなんじゃないか、と、どうも素直に喜べません。円転しようと思っていたのですが、資産運用の勉強を始めたら、やっぱりVanguardが良さげだと。じゃあドルのままでいいか、と。(いいのかほんとに、、)

悩んでばかりいても仕方がないので、このまま外貨で運用して、売却時にまた円高になっていたら、ハワイにでも逃亡する事にします(笑)。