人生もお金も海外分散する話

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breadwinner(大黒柱)の女性たち

世の中の、妻子を養っている男性たちは、みんな偉いと思ってしまう。ましてや専業主婦の奥さんにお財布を全て握られ、家計簿すら確認しない男性は、どれだけ人がいいのかと思ってしまう。自分の身に置き換えてみると、子供や老親はともかく、健常な配偶者を養えるかと言ったら、例え家事全般をやってくれたとしても、無理だろうと思う。さらには、何十万ものお金を毎月、無条件に相手を信じてひょいと渡せるか?いやー、ムリだわ。

 

以前、アメリカのオフィスで働く日本人女性たちと、こんな話で盛り上がった。うちは私が一家の大黒柱なの、うちもよ、うちはダンナが無職で、いやうちは職はあっても稼ぎが少なくて、などなど・・。正直、目が丸くなった。私の世代では、寿退社は少なくなってきていたが、子供が生まれたら仕事を辞める人が多かった。女性が大黒柱になっている世帯というのは、ほぼ聞いた事がなかった。

 

共稼ぎが当たり前のアメリカだが、アメリカの共稼ぎとは、夫婦のどちらかが失業した場合、男女問わず、相手を養うことを前提としているように聞こえる。まさに、健やかなるときも病めるときも、だ。リアルな現場を目の前にしてつくづくそう感じた。そして、自分にその覚悟が有るかと問われたら、、正直言って、なかなか難しい。男性にはそれなりに稼いでいてもらいたい、という古い考えから抜けられない。

 

breadwinnerを自負する女たち。自分がもし同じ立場になったとしたら、あんな風に明るく愚痴を言って笑い飛ばせるだろうか。快活に、前向きに生きる彼女たちの姿を時折思い出し、せめて一人分の食い扶持くらいは頑張って稼がないとな、と思う。いや、一人分なんだからそんなに頑張らなくていいか(苦笑)、肩に力入れず、ゆるくやっていこう。