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リタイア後の不活発病

私の地元では、地域のボランティア団体が、一人暮らしのお年寄りなどにお弁当を配る活動をしています。その団体のメンバーから聞いた話を紹介します。

 

「各家庭にお弁当を配っていて気がついたのは、ほとんどのみなさんが、パジャマか、もしくは部屋着のままなんですよ。つまり、外出をしていないってことですね」

お弁当を頼むくらいなので、買物に行くのも不自由なのだと思いますが、障害がある訳ではなく、足腰が痛いから動きたくない、という人が多いのだそうです。病院の先生によると、彼等の多くは、「生活不活発病」だと言います。リタイア後の男性に多いそうです。

これといった趣味もなく、人付き合いも面倒、家にずっといてテレビばかり見ている、やがて体の筋肉が衰えて、足腰が弱くなっていく。足腰が弱れば、外に出るのが億劫になり、買物も面倒、ますます家にいるようになる。出かけることがないので、一日中寝間着のままで過ごす。そしてどんどん体が衰えていくという悪循環。

 

あああ、耳が痛い、、なんかまるで私のこの間の週末だ、、、買物すら面倒で、ずっとパジャマのままで過ごし、気がつくとネットばかりやっていました。ヤバいですね。退職して自分を制するものがなくなると、不活発老人まっしぐらかも。

 

下流老人とか老後の貧困とか、お金のことばかり取沙汰されていますが、一番大事なのは健康です。不活発な生活をして病気になり、医療費など余計なコストを発生させないよう気をつけねば。

 

ちなみに、悠々自適のリタイアライフを送っているうちの母、テレビは全く見ないそうで、「見る暇がない」と言います。あのぅ、一体何をされているので?「テレビ見てたら家の事が出来ない。3日サボったら部屋が汚れる」と。確かに実家は、何十年経ってもまるで新築住戸のようにピカピカで奇麗です。性格なんでしょうねぇ。料理は全て手作りだし、とにかくまめな人です。活発老人ですな(笑)。