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読み手を意識して文章を書くことの難しさ

昔の上司は、ある雑誌に連載記事を持っていました。通常の業務をこなしながら記事の連載を書き続けるのは並大抵のことではなかったはずです。それでも彼は、乱文のまま編集者に送るのは失礼にあたると考えていたので、部下である私が推敲係を引き受けることにしました。

 

こちらも素人ながら、引き受けたからには妙にやる気を出してしまい、てにおはを直すのはもちろん、引っかかりがなくスッと読めるような文章にならないか熟考し、時には大幅に修正することすらありました(よく怒られなかったなぁ。。優しい上司だったからなぁ)。

 

よし、ここまで頑張ったから、後はプロに任せよう、と、程よいところで提出。後日、編集者さんが手直しした記事を読んでみると、、、、、えーーー!、なにこの読みやすさ、プロの仕事はこんなに違うのか!と、ただただ感嘆するばかり。記事を手直ししていた方はその雑誌の副編集長だったので、上手くて当然なのですが、プロにかかれば、文章がこれほどまでに変わるのかということを、読む度に実感していたものです。

 

 文章を書く(=書き手が主体)ことと、伝える(=読み手が主体)ということはまるで別です。読まれる記事を書くためには、読み手の間、息継ぎ、思考速度まで意識しながら、句読点を打つ位置や段落を配慮するのだなと学んだものの、いざ自分が文章を書いてみると、これがまた難しい。本当に難しい。

 

ブログが日記になるのか、人に読まれる記事になるのか。今でも、試行錯誤は続いています。