セゾン投信のiDeCoのセミナーに行ってきた (11/19@亀有)
個人型確定拠出年金(Defined Contribution)の愛称がiDeCoに決まり、来年1月から加入者の枠が拡大されるニュースが9月に報じられ、これで私も加入出来るなと思いつつも、ずっと勉強をサボっておりました。たまたま、セゾン投信からセミナーの案内があり、参加することに。講師は、セゾン投信の中野晴啓社長と、FCP代表の房前督明さんでした。iDeCoがテーマですが、長期投資入門の一環としてのセミナーであり、iDeCoもポイントを絞った説明にとどめていましたが、入門編としては十分です。
印象に残った話を二つ。中野社長が米国出張に行った時、タクシーの運転手とのおしゃべりの中で、投資会社経営の話をしたら、”おお、俺も投資やってるぜ、バンガード持ってるよ”、と返されたそうです。米国ではいかに投資が身近なものかを示すお話として例にあげていました。また、マゼラン・ファンドの話も出ました。年利29%のリターンを上げていたのに顧客の7割が損をした、その理由は一時的な下落時に我慢出来ず売却したから、長期保有していた顧客がリターンを得た、と。以下に詳しい話が載ってます。
http://www.se-labo.jp/mail-mag/kinyu/20070914/index.html
コツコツ積立、長期投資いいね!という話ではありますが、一方で、中野社長は今年の5月に「長期投資のワナ ほったらかし投資では儲かりっこない」という本を出されており、長期投資をすれば必ず儲かるわけではない、と警鐘を鳴らしています。世の中、危ない投資信託もいっぱいありますしね。個人的には、”個別投資は売ったり買ったりを繰り返し、投資信託は持ちっぱなしが大原則”というキャッチーなフレーズに購買意欲をそそられました(笑)。
さて、iDeCoですが、私の場合、会社の年金が確定給付型のため、拠出限度額は年額14.4万円、月額1.2万円です。少ないですね〜。でもいずれ拡大されるかもしれませんし、わずかでも節税出来るなら、やらないと損です。60歳で受給するためには10年の加入期間が必要で、10年未満の場合は、段階的になっていて、例えば59歳から初めた人は65歳で受給資格が出来るのだとか。さすがに、59歳から開始する人は少ないでしょうけど、メリットあるのは55歳くらいまでかな〜という話もあるようです。なお、受給開始時期は遅らせることが出来ます。中途退職しても60歳まで継続出来ます。
じゃ、来年からDC始めよう、ってことで、投資の先輩方、FP、社労士、と、いろんな方のブログを読み始めました。受給の際、退職所得控除と公的年金等控除のどちらを使うか、受給前に退職した場合はどうか、が気になっていたのですが、下記サイトにケースごとの詳しい計算方法が掲載されており参考になりました。
2分でわかる!確定拠出年金のお手続き (ご参考)老齢給付金にかかる税金の計算例
私の口座がある楽天証券も徐々にラインアップを増やしてきました。年金資産残高が10万円以上で口座手数料が無料になります。新規の場合はキャンペーンでタダ。SBI証券も同様です。セミナーでは、セゾンを取り扱っている楽天証券を勧めていましたが、商品数が圧倒的なのはやはりSBI証券。こちらにも口座を開設しておこうと思います。